PI-QUALについての解説を公開しました

 「前立腺MRIは難しい」といわれていますが、評価を難しくさせる大きな原因の一つは、良好な画質を安定して得ることが難しいことかもしれません。
 MRI超音波フュージョンによる標的生検が保険収載され、ますます前立腺MRIへの関心・要望が高まり、依頼も増えていますが、依頼する泌尿器科医も含め、画質の重要性の認識が十分とは言えません。画質をスコア化するPI-QUALは、元々多施設共同研究に際して画質を管理するために提唱されましたが、読影に値する検査か、再撮像が必要かなどの目安として海外では認識されています。わが国では普及しているとは言いがたいスコアリングですが、蓄積されたエビデンスに基づき、2024年5月にはversion 2が発表されました。日本国内におけるPI-QUALの普及にむけPI-QUALの解説ページを掲載しました。